赤ちゃんが生まれ新生活がスタート!育児にも慣れてきたところで、遠方にある実家へ帰省したり、家族旅行に出かけたりと飛行機を利用する機会も出てきますよね。産後初めての遠出にワクワクしつつも、赤ちゃんを飛行機に乗せることに不安を抱いているママも多いのではないでしょうか。
そこで、子連れ飛行機搭乗回数20回以上の私が、これまでの経験を踏まえて赤ちゃん連れで快適な空旅を過ごすためのちょっとしたコツやポイントをご紹介したいと思います。これから赤ちゃんを連れて飛行機に乗る方の参考になれば幸いです。
前回の準備編に続き、今回は搭乗編です。
ゆとりを持って出かけよう
慣れない赤ちゃんとの旅は予想以上に時間がかかってしまうもの。慌てることのないように、空港へはいつもより1時間程度早めに到着しておきましょう。
搭乗前にこれだけはしておこう!
オムツ替え&パパママのトイレを済ませる
機内にもトイレはあるのでオムツ替えは可能ですが、狭い個室に簡易的な台があるだけなので驚くほど狭く使い勝手は決して良いものではありません。慣れていても四苦八苦するほどなので、オムツ替えの回数を減らすためにもまずは搭乗前に交換しておきましょう。赤ちゃんのお世話に手一杯になるとパパママもトイレに行きづらくなるので、このタイミングで済ませておくのがおすすめです。
ミルクの準備をしておこう
狭い機内で慌てないように、ミルクの準備をしておきましょう。液体ミルクは蓋を開けてすぐ飲める状態に。粉ミルクの場合は哺乳瓶に粉を入れてスタンバイしておきましょう。調乳に関しては客室乗務員さんにサポートいただけるので、搭乗後落ち着いたタイミングでお願いしましょう。粉の入った哺乳瓶をお渡しして、お湯の量をお伝えすればOK。お湯とお水で温度調整をする方は、それぞれの量を伝えて作っていただくこともできますが、お水だけ別にペットボトルでいただくこともできます。
私はというと、長男の時は液体ミルクがなかったので、飛行機の時は粉ミルク派。お湯だけ先に哺乳瓶に入れておき、飛行機のドアが閉まるタイミングで水を入れて温度調整していました。ここ数年でミルク事情も大きく変わり、日本でも液体ミルクが販売されるようになったので、今は完全液体ミルク派です。本当に簡単!荷物が劇的に減りました。
赤ちゃんを疲れさせておこう
長時間のフライトでは、どれだけ赤ちゃんが寝てくれるかが快適な空旅の要になります。早めに空港に行き、飛行機などを見せて直前まで寝させないなどの工夫をしましょう。ひとりで座れるようになったら、空港のプレイスペースで遊ばせて体力を消耗させるのもおすすめです。
ベビーカーはどうする?
基本的にベビーカーは、チェックイン時に預けることになります。大きな荷物ですが、追加料金は不要です。搭乗直前まで利用できる無料のベビーカーを借りれる航空会社も多いので、手荷物が多くても安心です。また、ベビーカーは優先荷物として最初に出てくるので、その点も安心です。空港や航空会社によっては搭乗口まで自分のベビーカーを使用できることもあるので、その場合は自分のベビーカーを搭乗口まで使うのが賢明です。特に国際線の場合、破損のリスクや紛失のリスクが圧倒的に少ないと思います。
優先搭乗はする?しない?
2歳未満の小さな幼児連れの場合は優先搭乗の案内がある航空会社も多くあります。航空会社のステータス会員に先駆けて放送案内がある、あれです。利用すれば重い荷物を持って長蛇の列に並ぶ必要もないので便利なのですが、逆に言えばそれだけ機内で過ごす時間が増えるということ。もし搭乗時に赤ちゃんがぐずったり落ち着きがないようであれば、後半に乗るのが賢明です。
機内での過ごし方
周囲の方へご挨拶を忘れずに
準備万端だしきっと大丈夫と思っていても、赤ちゃんがグズグズして泣いてしまう可能性もゼロではありません。着席後に周囲の方に一言ご挨拶しておくと良いでしょう。隣の席の方はもちろんですが、赤ちゃんが座席を蹴ったり叩いたりする可能性もあるので前の座席の方にも忘れずに。
ブランケットを余分にもらいましょう
離陸後の機内は思いのほか冷え込むことがあるので、ブランケットは多めにもらっておくと安心です。抱っこする際に膝や腕の上に置いて、クッション代わりとして使用するのもおすすめです。
とにかく耳抜きは必須!
赤ちゃんは自分で耳抜きができないので、離陸する際の気圧変化に耐えられず耳が痛くて泣き出してしまうことも。耳の気圧調整をサポートするため、離陸時には授乳もしくはミルクを飲ませましょう。着席して落ち着いたら、母乳派の方はいつでも授乳を始めれるように授乳ケープの準備を、ミルク派の方は調乳を済ませましょう。調乳は客室乗務員さんにサポートいただくと良いですよ。
具体的な耳抜きのタイミング等についてはこちらでご紹介しています。

飽きてきたらおもちゃの出番
お気に入りのおもちゃや絵本があればそれ、無ければ鏡のような物が付いたおもちゃ、くわえたりおしゃぶりして遊べるおもちゃ、触るとレジ袋の用にカシャカシャ音の出るおもちゃもおすすめです。抱っこしたままあやせて下に落とすこともないので、抱っこ紐に付けれるおもちゃも便利ですよ。我が家の場合は、おもちゃではなく蛇腹が伸びるタイプのキーチェーンを付けています。百均などに売っているビニール製のものなのですが、長男の時も次男の時も大活躍でした!
機内のお散歩も楽しんで
生後半年を過ぎると色んなものに興味を持ち始めてじっとしているのが難しくなってきますよね。国内線はおもちゃで気を引きながら終始座席で過ごすこともできますが、長時間フライトの際は機内のお散歩もおすすめです。後方のギャレー付近の窓から外を見せるだけでも喜んでくれたりしますよ。
最後に、赤ちゃんとの初フライトは緊張でいっぱいだと思いますが、きっと大丈夫。辛い思いをすることもあるかもしれませんが、同乗するご家族や経験豊富な客室乗務員さん、時には周りの乗客の方々が力になってくださるはずです。
それでは楽しい空の旅を!
Bon Voyage!